スミレの魅力
どこでも楽しめる花、それがスミレ
スミレは、身近な公園や道端でも、遠くの山でも出会える花。家の近くで小さな自然を感じたり、旅先でその土地ならではのスミレを発見したりと、どこにいても楽しめます。山に行けないときでも、足元に咲くスミレを見つけるだけで心が和み、日常に彩りを添えてくれます。
登山でこそ出会える特別なスミレ
山に登るからこそ出会える、特別なスミレもいます。標高や環境によって異なるスミレとの出会いは、登山の楽しみをさらに深めてくれます。
種類が豊富で飽きることがない
スミレは種類がとても多く、地域ごとに異なる特徴を持つものがほとんど。「次はどんなスミレに出会えるだろう?」そんなワクワクが、スミレ観察の醍醐味です。
香りも楽しめる
スミレの中には、ほのかに甘い香りを持つ種類も。目で見て楽しみ、香りを感じて、自然の中で心を満たすひとときを味わえます。
スミレツアーのコンセプト
スミレに興味を持って図鑑を開いてみたものの、「結局どれがどれなのか、よくわからない」、そんな声を、初めて参加されるお客様からよく耳にします。図鑑にはたくさんの情報が詰め込まれていて、むしろ混乱してしまうことも少なくありません。けれども実は、スミレの見分け方はそこまで難しいものではありません。いくつかのポイントさえ押さえれば、意外とシンプルです。例えば、「毛があるか、ないか」「葉の形がどうなっているか」などの細かいスペックばかりにとらわれず、まずは目の前に咲くスミレの“表情”や“雰囲気”をじっくり観察してみる。それこそが、スミレの見分けの本当に大切な手がかりになります。僕のスミレツアーでは、図鑑の情報だけに頼らず、一種一種を丁寧に、繰り返し観察する時間を大切にしています。するとどうでしょう、朝の自分とはまるで違うレベルでスミレがわかる、そんな変化を、きっと下山する頃には実感していただけると思います。とはいえ、スミレを見分けることがゴールではありません。本当の楽しさは、その先にあります。香りを持つスミレもあれば、独自の生き方で環境に適応している種類もあり、それぞれの個性に驚かされます。そしてなにより、スミレは私たちの暮らしのすぐそばにも咲いています。その存在に気づけるようになると、日常の景色も豊かに感じられるようになります。多くの人に、そんなスミレの素晴らしさを届けたい、そう思って、スミレツアーを運営しています。